目的
この操作を行う理由を言語化する。
International Academy of Facial Surgery
RHINOPRACTICE BASIC COURSE · FIRST COHORT
RhinoPractice(ライノプラクティス)Basic Courseは、IAFS(International Academy of Facial Surgery)が提供する医師向けの鼻形成術講習会です。鼻整形の手術手技を、少人数で段階的に学びます。
観察から理解へ。理解から反復へ。
一つひとつの操作を、一連の手術として学ぶ。
臨床につながる、少人数・継続型の外科教育。

01 / Why IAFS
個々のgraftやsuture techniqueを知ることと、症例に応じて手術を設計すること。その間をつなぐのが、IAFSの外科教育です。
術前評価・手術計画から、展開、鼻中隔、鼻背、鼻尖、閉創まで。構造と機能を捉え、操作の意味を言語化し、動画・模型実習・症例検討を通して判断と手技を磨きます。
安全性・再現性・実践性を軸に、受講期間中の臨床へ学びを接続します。
02 / Educational Method
手技を分解する。意味を理解する。同じSTEPを反復する。
次へ進む到達点を、講師のフィードバックとともに確認する。
この操作を行う理由を言語化する。
守るべき構造を確認する。
操作によって何を変えるのかを捉える。
次のSTEPへ進むための確認項目を共有する。
03 / Master the Procedure
オープン鼻形成術の流れを、10のSTEPで捉える。
術前準備から閉創まで、一連の流れを学びます。
各STEPの具体的な解剖・操作基準・到達点は、IAFS教材と講師の解説で扱います。
04 / Learning Architecture
COURSE LEARNING CYCLE / コース全体の学習サイクル
講義・手術動画で操作の目的と手順を観察。
症例の問題点・目標・術式・リスクを整理。
模型上で操作を再現。
判断と操作に個別フィードバック。
自施設の症例で学びを活かし、振り返る。
Within DO / 手技ごとのPractice Cycle
動画を見る → 操作の意味を理解する → 模型で行う → STEPごとに繰り返す → 講師と確認する
05 / Program
土曜の講義・動画・症例思考を、日曜の実習・反復・レビューへ。
3クールを通じて、同じ症例評価シートで学びを積み重ねます。
鼻を、構造と機能をもつ三次元ユニットとして理解する。
| 時間 | 内容 | 学習ポイント |
|---|---|---|
| 18:00–18:10 | 開講・教育方針 | 守秘義務、症例・動画の取扱い、3か月の到達目標 |
| 18:10–18:30 | 鼻形成術の全体像 | Open/closed approach、審美と機能、術前計画 |
| 18:30–18:55 | 鼻の外科解剖 | 皮膚軟部組織、upper lateral cartilage、lower lateral cartilage、鼻中隔、支持機構、鼻弁領域 |
| 18:55–19:20 | 術前診察・写真評価 | 正面・斜位・側面・basal view、鼻根・鼻背・鼻尖・鼻柱・鼻翼、機能評価 |
| 19:20–19:50 | 10 STEP手術動画1:STEP 1–7 | マーキング、鼻柱切開から鼻尖・鼻骨上・鼻中隔粘膜までの剥離 |
| 19:50–20:00 | 討論・課題提示 | 症例を1例選び、問題点と手術目標を整理 |
| 時間 | 内容 | 学習ポイント |
|---|---|---|
| 09:00–09:20 | 復習・確認クイズ | 解剖、支持機構、術前評価 |
| 09:20–09:50 | 術前評価ワークショップ | 主訴、審美・機能目標、優先順位、限界を整理 |
| 09:50–10:20 | 10 STEP手術動画2:STEP 8–10 | 鼻中隔軟骨の採取から閉創まで |
| 10:20–11:20 | 10 STEP手術動画3:全体像のレビュー | 一連の手術の流れを振り返り、注意点を確認 |
| 11:20–11:45 | 動画ベースの手術計画 | 問題点→目的→術式→予測リスクの順で症例検討 |
| 11:45–12:00 | 個別フィードバック | 中隔延長術の適応検討シートを配布 |
※プログラム内容・時間配分は、教育効果や症例・運営状況等により変更となる場合があります。
Official Dinner:土曜終了後、希望者参加。詳細は別途ご案内します。
鼻尖を動かす手技だけでなく、支持構造を再構築する手術として理解する。
| 時間 | 内容 | 学習ポイント |
|---|---|---|
| 18:00–18:15 | 復習・症例共有・写真評価 | 持参した写真の撮影方法・規格・改善点を講師が評価。前回課題の問題点と計画を共有 |
| 18:15–18:40 | 適応と非適応 | 短鼻、鼻柱後退、鼻翼縁後退、支持不足、拘縮鼻、修正例の考え方 |
| 18:40–19:05 | 支持機構と延長ベクトル | projection、rotation、length、columellar show、鼻翼縁への影響 |
| 19:05–19:30 | 材料とグラフト設計 | 中隔・耳介・肋軟骨の特性、材料選択と加工の基本原則 |
| 19:30–19:50 | 手術動画レビュー | 中隔剥離・温存、グラフト作製・固定、tipとの連結を段階別に観察 |
| 19:50–20:00 | 実技説明 | 器械、縫合材料、模型、材料管理と翌日の手順 |
| 時間 | 内容 | 学習ポイント |
|---|---|---|
| 09:00–09:20 | 講師デモ:全手順 | デザイン、グラフト作製・固定、tip complexとの連結、左右差確認 |
| 09:20–09:40 | グラフト設計演習 | 想定症例に応じた形状・長さ・幅・固定位置の検討 |
| 09:40–10:30 | 実技1:作製・固定 | 正中性、固定性、支持性の確認と修正 |
| 10:30–11:15 | 実技2:鼻尖との連結 | medial crura、domal suture、projection/rotation、鼻翼縁への影響 |
| 11:15–11:40 | 実技3:トラブルシューティング | 偏位、過剰延長、左右差、支持不足を模型上で評価・修正 |
| 11:40–12:00 | 個別レビュー | 操作の目的と臨床導入時の条件を言語化 |
※プログラム内容・時間配分は、教育効果や症例・運営状況等により変更となる場合があります。
症例を選び、現実的な手術目標を設定する。
| 時間 | 内容 | 学習ポイント |
|---|---|---|
| 18:00–18:20 | 受講者症例プレゼンテーション | 短時間で問題点、目標、術式、懸念を提示 |
| 18:20–18:50 | 症例計画カンファレンス | 低い鼻背、短鼻、bulbous tip、偏位鼻、拘縮鼻などの基本パターン |
| 18:50–19:15 | 手術計画で注意すべき問題 | 過剰変化、支持破綻、非対称、期待値の不一致、機能障害の見逃し |
| 19:15–19:35 | 合併症の予防・初期対応 | 血腫、感染、皮膚血流障害、鼻閉、graft deviation、拘縮、術後不満足 |
| 19:35–19:50 | 手術見学の観察ポイント | 術前カンファレンス、術中意思決定、術後管理 |
| 19:50–20:00 | 日曜プログラム・行動規範 | 患者同意、守秘義務、施設規定、安全管理 |
| 時間 | 内容 | 学習ポイント |
|---|---|---|
| 09:00–09:20 | 同一症例を用いた術前計画ワークショップ | 症例・計画・操作を統合する |
| 09:20–10:50 | 手術動画を停止しながら、術中意思決定を検討 | 症例・計画・操作を統合する |
| 10:50–11:20 | 模型での総合演習:graft designとtip操作 | 症例・計画・操作を統合する |
| 11:20–11:45 | 初期症例導入プラン作成 | 自施設での臨床実践へ接続する |
| 11:45–12:00 | 修了フィードバック・学習計画 | 自施設での臨床実践へ接続する |
※プログラム内容・時間配分は、教育効果や症例・運営状況等により変更となる場合があります。
Official Dinner:土曜終了後、希望者参加。詳細は別途ご案内します。
レジュメの見学可能時の代替構成:09:00–09:20 術前カンファレンス、09:20–10:50 手術見学、10:50–11:20 術後デブリーフィング。手術見学は別枠オプションとして調整し、日曜の実施は保証しません。
06 / Learning Experience
手術動画を短い場面ごとに観察。目的・温存・変化を講師とともに言語化する能動的な学習。
鼻手術モデルで基本操作、グラフト設計・作製・固定、鼻尖との連結を反復。個別レビューで確認します。
主訴、写真所見、機能評価、改善目標、術式、リスクを同じ評価シートに整理し、臨床の判断につなぎます。
第2クール冒頭に持参写真を評価。撮影方法、規格写真の不足点、良い点・改善点を具体的に確認。スタッフ等をモデルにした写真も使用できます。
基礎解剖・graft名称・基本術語は事前学習。推薦図書とIAFS教材を受講者に提示し、当日は計画・動画・実習に時間を使います。
豚肋軟骨の切り出し・加工実習を検討中。実施方法・材料管理を含め、決定後にご案内します。
水曜日・土曜日の指定された手術日に、手術日の変更等がなければ見学可能です。受講者1名につきコース期間中1回まで、各日最大3名。希望者多数の場合は先着順です。
患者同意・施設運営条件・手術予定により実施できない場合があります。見学を保証するものではありません。実施施設の詳細は対象受講者に個別にご案内します。
07 / Faculty
Yorikatsu Watanabe / Faculty
Course Director
東京警察病院 形成外科・美容外科 副部長
医学博士
日本形成外科学会 形成外科専門医
日本美容外科学会(JSAPS)美容外科専門医
日本頭蓋顎顔面外科学会 専門医
日本美容外科学会(JSAPS)評議員
日本頭蓋顎顔面外科学会 代議員
Rhinoplasty研究会 世話人
頭蓋顎顔面外科・再建外科・顔の美容外科を専門とし、東京警察病院およびクリニカ市ヶ谷で診療に携わっています。英国バーミンガム、フランス・パリ、中国・上海で専門研修を重ね、先天性変形や外傷後の顔面変形、顔面神経麻痺などの再建で培った構造・機能への理解を、美容外科の診療にも活かしています。
顎顔面外科の実技セミナーで講師を務めるほか、形成外科・美容外科・耳鼻咽喉科が連携する「Rhinoplasty研究会」の世話人として、診療科を横断した鼻治療の学びと教育に取り組んでいます。
本コースでは、コース責任者として教育プログラムを統括。その臨床経験をもとに、鼻の形と機能を踏まえた症例評価から手術計画、各STEPの操作目的までを共有。動画・模型実習・症例検討を通じて、受講者が判断と手技を結びつけ、臨床へ還元するための学習を支えます。
Recommended Reading
本コースの事前学習と受講後の復習に、以下の書籍・特集号を推薦します。鼻の形態・機能、術式選択、手術手技への理解を深める参考資料としてご活用ください。いずれも渡辺頼勝先生が執筆に参加しています。
全日本病院出版会 / 2026年5月
執筆:「斜鼻・鼻中隔弯曲症に対する保存的鼻形成術と構造的鼻形成術のハイブリット治療」
Shoichi Imai / Faculty
BiOLiS CLINIC 勤務
東京警察病院 形成外科・美容外科 医員
日本形成外科学会 形成外科専門医
鼻中隔・外鼻形成を中心とした形成外科診療に従事し、鼻形成術に関する学術発表・研究にも取り組んでいます。本コースでは渡辺頼勝先生とともに、模型実習を中心とした実技指導を担当します。各STEPの操作を受講者と確認し、反復練習と個別フィードバックを通じて、臨床につながる手技の習得を支えます。
Related Publication / 関連論文
今井 翔一、渡辺 頼勝、安田 圭、吉村 圭
日本頭蓋顎顔面外科学会誌.2025;41(2):52–57.
高位鼻中隔弯曲症を伴う斜鼻に対し、septal swing graftを用いた矯正法を報告した原著論文です。
J-STAGEで論文を見る ↗DOI: 10.32154/jjscmfs.41.2_52
08 / Who Should Apply
鼻形成術の経験があり、受講期間中に鼻形成術を実施できる環境にある医師を対象とします。形成外科・耳鼻咽喉科・美容外科等、専門領域を横断して学びます。
定員は最大6名。定員超過時は、鼻形成術の経験、現在の診療環境、志望動機等を踏まえて総合的に選定します。
受講前誓約書の提出が必要です。守秘義務、症例情報・写真の取扱い、動画・教材の録画・撮影・転載・再配布禁止、クローズドな教育環境で得た情報の取扱いに同意いただきます。
09 / Course Information
10 / Tuition & Education Support
Standard Tuition
全3クール・6日間の継続型教育プログラム。
表示の受講料は税込です。
Education Support / 審査制
保険診療の現場で鼻形成術・鼻機能再建に携わる医師の継続的な外科教育支援を目的とする制度です。
以下の条件をすべて満たしたうえで、総合審査を行います。
資格・勤務状況の確認書類、志望動機、受講後の臨床での活用方針を確認し、教育支援制度の趣旨に照らして総合審査します。条件を満たすことのみで適用が決まるものではありません。
教育支援受講料の審査資料として、勤務先が発行した証明書をご提出ください。氏名・施設名・在籍状況・週あたりの保険診療従事日数が確認できる内容をご記載ください。
このテンプレートの使用は任意です。必要事項が確認できれば、勤務先独自の様式でも構いません。
参考テンプレート(PDF) ↗勤務先にて証明後、PDFまたは画像として応募フォームの該当欄に添付してください。
受講後も保険診療における鼻形成術・鼻機能再建へ学びを還元する方針を重視します。美容外科への転身を主目的とする受講は、本制度の支援対象に含みません。
表示の受講料は税込です。
First Cohort / Early Application
| 申込み期限 | 通常受講料 | 教育支援受講料 |
|---|---|---|
| 11月6日(金)まで/20%割引 | 800,000円 | 240,000円 |
| 11月7日(土)〜11月20日(金)/10%割引 | 900,000円 | 270,000円 |
| 11月21日(土)以降 | 1,000,000円 | 300,000円 |
2026年11月21日(土)以降は早期申込み割引の対象外となります。
※早期申込み割引は通常受講料・教育支援受講料の双方に適用します。表示金額はすべて税込です。教育支援受講料は審査制です。
11 / FAQ & Disclaimer
鼻形成術の経験があり、受講期間中に鼻形成術を実施できる環境にある医師です。事前学習を前提に、症例思考と手技の再現性を深めます。
本コースの修了は、独立執刀能力を認定・保証するものではありません。各医師の経験、症例、施設の体制に応じた適応判断・安全管理・協働体制が必要です。
資格・勤務先・保険診療日数の全条件に加え、志望動機と受講後の活用方針を総合審査します。保険診療の現場への継続的な還元という制度趣旨への適合を確認します。
見学はオプションです。水曜・土曜の指定日に調整しますが、患者同意・施設条件・手術予定等により実施できない場合があります。1人1回まで、各日最大3名、希望者多数の場合は先着順です。
録画・撮影・転載・再配布は禁止です。症例情報・写真を含む守秘義務等について、受講前に誓約書を提出していただきます。
お申込みはGoogleフォームから受け付けます。11月6日(金)まで20%割引、11月7日(土)〜11月20日(金)は10%割引です。通常受講料・教育支援受講料の双方に適用し、表示金額はすべて税込です。教育支援は総合審査により決定します。
本サイトは医師向け教育プログラムの案内です。掲載内容は個別症例に対する診療・手術の指示ではありません。プログラムの変更が生じる場合は受講者にご案内します。
International Academy of Facial Surgery
一つのSTEPを理解し、繰り返し、臨床へつなぐ。
IAFS RhinoPractice Basic Course